ここからは岩手県内で看護師として就職するためのお役立ち情報を紹介していきます。特に男性看護師に焦点をあて、より好条件でやりがいの感じられる職場が見つけられるようお手伝いできれば幸いです。とはいえ、もちろん女性の看護師にも応用がきく内容だと思いますので、性別を問わず参考にしてもらえると嬉しく思います。
岩手県の看護師需要は非常に高い
現在の試算では2015年に岩手県内の看護師数は16,433人になると言われています。ですが、これでも必要人数に対して824人不足する計算…。岩手県はもともと看護師が県外に流出する傾向にあり、県内の看護学校から県外の施設へ就職していく人が多いのです。なんと、岩手県内の看護学校を出た新卒看護師524人のうち過半数の263人が県外で就職したというデータが出ているほど…。
これから転職しようという看護師さんは、是非とも岩手県の病院や介護施設で働いてほしいと切に願います。
ただ、ひとくちに看護師といっても診療科目や働き方によって内情はさまざま。自分に合った職場を探すためには、一般病棟以外の職場に目を向けることが大切です。特に岩手県民であれば、まだあの大震災の記憶がまざまざと残っているはず。災害医療で活躍できる看護師を目指している方も多いのではないでしょうか。
“1人でも多くの患者さんを救う”という看護師の存在意義を再確認できるような、やりがいのある職場を見つけましょう!
救急看護師として活躍する
救命救急センターで働く救急看護師の仕事は、比較的男性に向いているという意見を多く見かけます。いったい、どうして救急看護師が男性向きなのでしょうか?ここでは、その理由を細かく分析してみました。
また、何としても救急分野の看護師として働いていきたいという方に向けて、救急看護認定看護師の資格について紹介しています。
夜勤専従という働き方
夜勤専従看護師という選択肢を狙ってみるのも1つの手。昼と夜のシフトがばらばらに組み込まれるよりは夜勤専従のほうが身体的負担も少ないですし、もともと体力的に勝る男性なら夜勤への対応力も充分でしょう。
日勤の1.25倍以上の手当もつきますし、夜型の男性は夜勤専従を視野に入れて転職活動をしてみるのも良いのではないでしょうか。
精神科看護師には男性が必須
精神科病棟では常に男性看護師を必要としています。暴れたり自傷する可能性のある不穏患者への対応には、やっぱり男手が必要になりますから。精神科と聞いて身構える方も多いですが、解放病棟の仕事から入れば思っているほど大変なものではありません。
業務自体が一般病棟とはまったく異なりますので、働いてみて初めて“自分に合っている”と認識する看護師さんもいるようです。
整形外科の看護師として活躍する
精神科と並んで男手が求められているのは整形外科です。自力で動けない状態の患者さんを介助したり、大柄な患者さんを手早く牽引処置したりといった業務は女性には厳しい面あります。こちらでは、そんな整形外科の現状を徹底検証。
震災や大事故が発生した際に、真っ先に駆り出される整形外科ならではの業務内容なども詳しく解説していきます。
気分一新!オペナースとして働く
病棟勤務にマンネリ感を持っているようなケースでは、手術室勤務のオペナースとして働いてみるのも良い選択肢だと思います。
しかし、病棟看護師さんは、あまりオペ室の内情をご存じないのが現状。そこで、こちらではオペ室の仕事を細かく紹介します。
オペ室はもともと男性看護師が多かった分野。男性は無論のこと、女同士の人間関係に疲れた女性ナースさんにもオススメです。
災害拠点病院で災害医療を極める
東日本大震災の経験から、災害医療に携わりたいと考えている看護師さんが多いようです。せっかく災害時の1次医療に興味を持ったのであれば、災害拠点病院に勤めてみるのはいかがでしょうか?
もちろん2度とあのような災害がないのが一番ですが、災害が起きた場合に備えることの重要性を私たちは学んだはずです。
拠点病院で災害医療の担い手となることは、医療従事者に出来る範囲では最大の備えといえるのでは?